あまり違いが分かりにくく、なんとなく選んでしまっている人が多いのが「ビンディング」。
「グラトリ向けのビンディングのおすすめは?」
「ビンディングを変えたら滑りは変わるの?」
など、ビンディングってパーツが細かいですし、どれくらい滑りに影響を与えているか分かりづらいですよね。
しかし、実はどんなに良い板やブーツを使っていても、その2つを繋ぐビンディングがイマイチだと他のギアの性能を活かしきれないんです。
そこでこの記事では、
- ビンディングの各部品の役割
- 失敗しないビンディングの選び方
- グラトリにおすすめのビンディング10選
- グラトリ熟練者の愛用中のビンディング
などを紹介。
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まずは基本的なビンディングの各部品をおさらい
ビンディングには沢山のパーツが付いています。
まずは基本的なビンディングの各部品について説明していきますね。
ベースプレート(ディスク、ミニディスク)
ベースプレートの役割は、足裏からボードへパワーを伝えること。
下記のようにそれぞれの好みによって選ぶのがおすすめです。
- キレのある動きが好きな方→反応の早いベースプレート
- メロウな動きが好きな方→反応にゆとりのあるベースプレート
上記のようにベースプレートによって、板を踏んだ時の板の反応の速さ、遅さに差が出ます。
ハイバック
ハイバックの主な役割は、ヒールサイドターンの時にエッジへの力の伝達を助けること。
グラトリでは、弾き系と乗り系の人で下記のように硬さに好みが分かれることが多いですね。
- 弾き系の人→硬めのハイバック
- 乗り系の人→柔らかめのハイバック
上記のように硬ければクイックな反応を得ることができますし、柔らかければ反応に余裕がでます。
アンクルストラップ
アンクルストラップはブーツとバインを固定させる時の足首まわりを覆うストラップのことです。
硬い素材だと安定感を感じ、柔らかい素材だとフィット感を感じます。
グラトリの場合には足首の柔軟性がある程度必要なため、初心者の人には柔らかくてフィット感の高いものがおすすめです。
トゥストラップ
トゥストラップでよく聞かれるのは「ブーツの種類によって相性の良し悪しがあるって本当?」という疑問。
この点については、最近はどのメーカー同士でもフィットするような作りになっていて、基本的にはフィットするので安心してください。
もし心配な人は実際に店舗でフィッティングしてみてください。
フォワードリーンアジャスター
フォワードリーンアジャスターとは、ハイバックを「前に傾ける」機能をもつパーツのことで、ハイバックの後ろについています。
フォワードリーンを傾ける角度によって、ターン時の切り替えの反応の早さを調整することができます。
フォワードリーンを傾ける事による効果・注意点は下記になります。
- ハイバックを前に倒すと、ビンディングをはめただけで膝が自然に曲がるようになり、重心が低くなってターンの時に加重の姿勢を取りやすくなる。
- エッジの反応が良くなり、素早いパワー伝達が可能。
- 傾けすぎると足が疲れやすく、痛みを感じることもある。
上記のような効果と注意点がありますので色々試してみて、自分に合った角度を見つけてくださいね。
現役グラトラーに聞いた!グラトリにおすすめのビンディングの選び方・価格
ここでは今回は現役グラトラーでいくつもの大会で入賞されている荒川さんに聞いた「ビンディングを選ぶ時のポイント」を解説をしていきます。
また、価格の平均相場についても紹介していますのでビンディングを選ぶ際の基準にしてみてください。
1.特にハイバックとストラップを確認しよう
- ハイバック→反応が早い方が飛び系がやりやすいのでやや硬めのフレックス
- ストラップ→自分の足に合ったフィット感の高いストラップ
1つ目はハイバックのフレックスを気にしますね。
僕は反応が早い方が飛び系がやりやすいのでやや硬めのフレックスが好みです。
ただあまり硬すぎるとプレス系はやりづらいですので、試乗などで試しながら注意して選んでいます。
2つ目はストラップのフィット感を重視しています。ストラップのフィットが高くないと複雑な動きの多いグラトリでは心細く感じます。なので自分の足にしっかりとフィットするビンディングを常に選んでいます。
各ビンディングによって素材や形状が異なるため、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
上記のようにビンディングを選ぶ際には、ぜひハイバックとストラップを意識して選んでみてくださいね。
2.自分のレベルに合った価格帯から選ぼう
ビンディングと言っても色々な種類・価格のものがありますので値段の相場は知っておくと選びやすいですね。
自分のレベルに合わせたビンディングを選べるようレベル別の価格帯を書いたので参考にしてみてください。
〜2万5000円:グラトリ初心者向け
- 基本的なターンができるのでグラトリにチャレンジしてみたい人
- 3点セットに物足りなさを感じる人
2万5000〜3万5000円:グラトリ初級者〜上級者向け
- オーリーやプレスなどグラトリの基本ができるようになってきた人。
- オーウェンなどのコンボ技もできるようになってきた人
3万5000円〜5万円:グラトリ上級者向け
- ノーリー720など難しい技もできる人
- グラトリ練習歴が2年以上の人
3.サイズを確認しよう
ビンディングは、どのブランドも基本的にはS・M・Lで3つのサイズ展開がされています。
ブランドによって多少の大きさの違いはありますが、下記を参考に足の大きさに合ったサイズを選びましょう。
- 22,5〜25,5㎝の人は→Sサイズ
- 25〜27,5㎝の人は→Mサイズ
- 27〜30㎝の人は→Lサイズ
グラトリにおすすめ王道ビンディングブランド3選
1.ビンディング専門メーカー「UNION(ユニオン)」
2005年にアメリカで発足以来ビンディング一筋という徹底したこだわりでワールドワイドに製品を販売しています。
純ビンディングブランドとしては珍しく自社工場を持っており開発から設計、製造まで自社で行っています。
また、UNION同士のビンディングであれば独自にパーツを組み替えてカスマイズすることができるので初級者からマニアックな上級者まで幅広い層のユーザーから人気を集めています。
- FORCE
- STRATA
- CONTACT PRO
- FLITE PRO
2.スノーボード大手メーカー「BURTON(バートン)」
スノーボードと言えば「バートン」と言っても過言ではない超有名ブランドですね。
1977年に設立され、歴史あるスノーボード ブランドで研究され続けたその技術力は本物です。
バートンのビンディングは色々な種類があり1つ1つクオリティが高く人気です。
全体的にホールド感、フィット感の高いモデルが多く、繊細な板のコントロールがしやすいのでグラトリの複雑な動きにも柔軟に対応することができます。
- MALAVITA
- GENESIS
3.日本発祥メーカー「FLUX(フラックス)」
FLUXは1992年に誕生した日本のブランドです。
「日本人の足に合う最高のビンディングを」というコンセプトで発展を続け、今では日本に限らず世界中にユーザーがいます。
特徴としては
- 工具がなくても各調整ができる各種調整機構
- 高いストラップのホールド性能
が挙げられます。
トリックに安定感をもたらす高いホールド性能を求める人や日本ブランドへの安心感からFLUXのビンディングを選ぶユーザーが数多くいます。
- DS
- PR
- TW
グラトリ向けおすすめビンディング15選
王道の人気ビンディングが欲しい人向け
安定感×柔軟性「UNION FORCE」
フレックス | ミドルフレックス(5段階中3) |
重さ | やや軽い(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 40,700円 |
FORCEの特徴はトリック中の安定感とボードへの踏み込む力を素早く伝えられることです。
程よい硬さのハイバックとストラップの高いフィット感が安定感を実現させています。
しっかりとホールド感はあるものの、扱いやすい硬さです。
また、FORCEのベースプレートにはカントが入っているため、踏み込みがしやすく板を踏むという感覚を感じやすい点も特徴です。
- 低速域から高速域まで様々な速度域でトリックをする人。
- しっかりとホールド感のある万能なビンディングが欲しい人。
圧倒的フィット感×クイックな反応「BURTON MALAVITA」
フレックス | ミドルフレックス(5段階中3) |
重さ | 普通の重さ(5段階中3) |
メーカー希望小売価格(税込) | 50,600円 |
高いフィット感と足首周りの自由度の高さを兼ね備えたモデルです。
非対称ハンモックストラップが足に吸い付くような感覚と優れたレスポンス、柔軟性を発揮してくれるため自由度の高い動きを実現してくれます。
それに加えてベースプレートもしっかりしていて反応が良いので、弾き系が非常にやりやすいです。
- フィット感を一番重視してビンディングを選びたい人
- 弾き系が好きで、反応の早いビンディングが好きな人
THE・オールラウンドビンディング「FLUX DS」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | やや軽い(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 46,200円 |
FLUXと言えばDSと言われるほど誰もが扱いやすい人気のあるビンディングです。
グラトリ・カービング・パーク遊びまで「何でもしたい!」という人におすすめのモデルです。
FLUXが特許を取っている構造なのですが、アンクルストラップのベルトがヒールカップとハイバックの間に入っているためブーツとビンディングのホールド感が増しています。
この構造によるホールド感を求めてDSを選ぶグラトラーもかなり多いです。
- グラトリ・カービング・パーク遊びまでオールラウンドに楽しみたい人
- しっかりとホールド感のあるビンディングが欲しい人
下の動画はライダーの神保 賢一さんが実際にDSに乗っている動画です。
ぜひチェックしてみてください!
最軽量・ソフトフレックス・耐久性「DRAKE RELOAD」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | かなり軽い(5段階中1) |
メーカー希望小売価格(税込) | 36,300円 |
DRAKEのRELOADの特徴は業界随一の軽さで、ビスやワッシャーを無くすなど極限まで無駄をなくしたことで実現させています。
ベースプレートはミディアムフレックスですが、ハイバックを他のラインナップよりもソフトフレックスとしたことでグラトリに必要な足首のルーズさもあります。
それでいて世界で最もクレームの少ないビンディングという表現があるくらいのタフさも兼ね備えるメーカーのビンディングです。
- 脚力に少し自信がなく、軽いビンディングが欲しい人
- 壊れにくいタフで長持ちするビンディングが欲しい人
LATE PROJECTの瀧澤さんが使用していることで有名で、瀧澤さんのようなオールラウンドな滑りとグラトリ両方とも頑張りたいという方にオススメのモデルです。
下の動画は瀧澤さんが実際にDRAKEのビンディングを使用している動画です。
ぜひチェックしてみてください!
3点セットを卒業したい人・グラトリ初級者向け 7選
軽すぎる「UNION CONTACT PRO」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | かなり軽い(5段階中1) |
メーカー希望小売価格(税込) | 34,100円 |
一番の特徴は非常に軽いことです。
そして非常にソフトフレックスなためスタイルが出しやすいビンディングです。
足裏全面の柔らかなブッシングが板のフレックスを最大限に引き出しつつも、ボードに与える衝撃は抑えるのでジャンプ等での負担を軽減してくれます。
ただこれからグラトリを始める人が滑る低中速のスピードでは抜群の操作性をもたらしてくれることは間違いありません。
- まずは低中速域でグラトリの基礎を頑張りたい人
- とにかく軽いビンディングが欲しい人
コスパ×機能性「FLUX PR」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | やや軽い(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 25,300円 |
コストパフォーマンス×機能性が非常に高いモデルです。
特にこれからグラトリを始めたいと言う方には最もオススメできるモデルです。
低中速度域で柔軟な対応ができるフレックスの柔らかいモデルで、特に乗り系を中心にグラトリの基礎系の動きがすごくやりやすいです。
- コスパのいいビンディングが欲しい人
- 低中速域でグラトリの基礎を練習したい人
軽い×ソフトフレックスな入門モデル「UNION FLITE PRO」
フレックス | 柔らかめ(5段階中1) |
重さ | かなり軽い(5段階中1) |
メーカー希望小売価格(税込) | 28,600円 |
UNIONの入門用ビンディングです。
軽量でソフトフレックスなので取り回しがしやすく低中速度域でのグラトリで大活躍すること間違いありません。
ハイバックやベースプレートは非常に柔らかいものとなりますが、UNIONならではの高いフィット感については健在です。
まさにこれからグラトリを始めたい・始めたばかりという人にぴったりのビンディングとなります。
- これからグラトリを始めたい、始めたばかりの人
- 軽量でソフトフレックスなモデルを使いたい人
高いフィット感を持つ初心者向けモデル「ROME SLICE」
フレックス | 柔らかめ(5段階中2) |
重さ | 軽め(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 31,900円 |
ROME SLICEは、足に吸い付くような高いフィット感をもつ初級者向けモデルです。
アンクルストラップが「ProFlex Ankle Strap」という最小限の接触面積で抑えられた軽量な設計となっており、ストレスのない足回りの自由度の高さを実現しています。
足に吸い付くようなフィット感があるので、板さばきが重要な乗り系のトリックがやりやすく感じるでしょう。
その他、フレックス自体もミディアムフレックスとなっておりターンのしやすさもあるため、グラトリと一緒に基礎的なターンも上達したいという場合についても最適なビンディングです。
- フィット感の高さを重視したい人
- グラトリも練習しながら、ターンのクオリティも上げていきたい人
下はROME SLICEについての解説動画です。字幕で解説されていますのでチェックしてみてください。
軽さ×ソフトフレックス「FLUX TW」
フレックス | かなり柔らかめ(5段階中1) |
重さ | かなり軽め(5段階中1) |
メーカー希望小売価格(税込) | 37,400円 |
FLUX TWは、人気ブランドFLUXの中でも最も軽さとフレックスの柔らかさを重視したモデルです。
各部品に軽さとフレックスの柔らかさを追求していて、他のビンディングと比べてもトップレベルの軽さと柔らかさを誇ります。
また、ハイバックも少し大きめのUltima Wingという形状にしていることでパワー伝達がしやすくなっているなど、弾き系において重要な反応の速さも補われています。
基本的なトリックを覚えていくタイミングでは、出来るだけ軽くて柔らかいモデルを使った方が、上達が早くなるため、FLUX TWのようなモデルが非常におすすめです。
- これからグラトリで色々な技を覚えていきたい人
- とにかく軽くて柔らかいモデルが欲しい人
ラントリにおすすめ「SALOMON TRIGGER」
フレックス | ミドルフレックス(5段階中3) |
重さ | やや軽め(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 33,000円 |
SALOMON TRIGGERは、高速域でも安定感抜群のオールラウンド向けビンディングです。
ヒールカップとベースプレートを結ぶジョイントを採用したBlaster Tech構造が、激しい着地やハードバーンでスムーズなサスペンションとして機能し、抜群の安定感を生み出しています。
ただTRIGGERには安定感があり、中高速度域でのラントリが非常にやりやすくなっているので、ラントリを練習する時におすすめのビンディングです。
- 既にターンが得意で、速い速度域で滑っている人
- ラントリに興味があって、これから中高速度域でグラトリを練習したい人
ホールド感高いストラップ「FLOW FUSE FUSION」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | やや軽め(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 35,640円 |
FLOW FUSE FUSIONは、独特のストラップ形状による高いホールド感とレスポンスの速さが魅力です。
アンクルストラップとトゥストラップが繋がっていて、ストラップの面積が広くなっています。
そのため、一見締め付けが強いように見えますが、ストラップの面積が広くなっていることにより、圧力が分散されてストレスフリーな状態になっています。
特にオーリーやノーリーで、ホールド感の高さとレスポンスの良さによる恩恵を受けることができるため、弾き系をメインで練習している人におすすめしたいビンディングです。
- オーリーやノーリーを特に頑張りたい人
- ビンディングはとにかくホールド感を大事にしている人
グラトリ経験が1年以上あって、さらにレベルを高めたい中級者以上向け
弾き×乗りを両立可能、高品質モデル「UNION STRATA」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | やや軽い(5段階中2) |
メーカー希望小売価格(税込) | 40,700円 |
足首の自由度の高さとハイバックのフレックスの反応の良さが特徴です。
ミニディスクを採用している点も特徴です。
ミニディスクはボードとの接地面が少ないため安定感には少しかけますが、自由度が高くなっています。全方向への重心移動が容易にできるのでグラトリにすごく向いています。
さらにベースプレートには角度をつけたカントが入っているため、膝を内側に入れやすくかなり踏み込める形状になっているので、グラトリで重要な「板を踏む」という動作がやり安いです。
上記のようにUNIONが持つ多彩なテクノロジーを搭載したハイスペックモデルです。
- 乗り系・飛び系をバランスよくやりたい人
- 少し値段が高くてもハイスペックモデルが欲しい人
下の動画は、STRATAを実際に使用している動画です。
バートン最高峰モデルで緩急の両立「BURTON GENESIS」
フレックス | ミドルフレックス(5段階中3) |
重さ | 普通の重さ(5段階中3) |
メーカー希望小売価格(税込) | 41,800円 |
特徴は、ハイバックが二重になっていて弱い力と強い力を自在に使い分けられることです。
弱い力には内側のハイバックが、強い力には外側のハイバックがそれぞれ反応します。
素早い反応による弾き系グラトリのやりやすさとメロウな反応で乗り系のやりやすさを両立できるモデルとなっています。
グラトリのスタイルにおいて緩急は非常に重要で、緩急のつけたグラトリがやりやすいモデルです。
- 緩急のあるスタイルを追求したい人
- 少し値段が高くてもハイスペックモデルが欲しい人
下の動画は、BURTON Japan ローカルヒーローライダーとして活躍する田中ひょうまさんがGENESISを使用している動画です。
他の人と被らない個性が欲しいなら「FIX MAGNUM」
フレックス | ミドルフレックス(5段階中3) |
重さ | 普通の重さ(5段階中3) |
メーカー希望小売価格(税込) | 41,800円 |
他の人と被らない性能の高いビンディングが欲しい!という方にオススメしたいのがこちらのFIXのMAGNUMです。
日本のグラトラーでは徐々に使っている人が増えてきていますが、他のBURTONやUNIONなどに比べるとまだ使用している人は少ないビンディング です。
それに加えて性能も兼ね備えた実力派です。
フィット感の高さに定評のあるストラップとレスポンスの良さを重視したハイバック、ヒールカップも人気の理由です。
ハイバックが少し硬めに感じる人もいるようですが、中高速域でトリックをしたいという人にとってはこの硬さがむしろトリックのやりやすさを感じるでしょう。
- 他の人と被らないかっこいい個性派ビンディングが欲しい人
- 中高速域でトリックをすることが多い人
グラトリ・パーク・フリーランの3拍子「SALOMON DISTRICT」
フレックス | やや柔らかめ(5段階中2) |
重さ | 普通の重さ(5段階中3) |
メーカー希望小売価格(税込) | 39,600円 |
SALOMON DISTRICTは、グラトリからパーク、フリーランまで使えるオールラウンドモデルです。
グラトリ用としては、やや硬めのフレックスとなりますが、人間の解剖学から設計された3ピースからなる独自のベースプレートが高いフィット感と操作性を実現しています。
ミディアムフレックスがフリーランの安定感を実現し、独自のベースプレートがパークやグラトリで重要な操作性を補ってくれます。
まさにグラトラーがパークなどにチャレンジしていくタイミングにピッタリのビンディングです。
- グラトリだけでなく、パーク、フリーランなどオールラウンドに楽しみたい人
- フィット感の高いビンディングが欲しい人
安い・コスパのいいグラトリにおすすめのビンディング
今回紹介したビンディング10選のなかで、レベルやスタイルよりも、安さ・コスパのよさで選びたい方には以下のビンディングがおすすめです。
コスパがいいビンディングが欲しい方は特に下記のビンディングをチェックしてみてください!
- FLUX 「PR」:25,300円(税込)
- UNION 「FLITE PRO」:27,500円(税込)
- UNION 「CONTACT PRO」:34,100円(税込)
グラトリ熟練者によるビンディングの選び方!
グラトリ熟練者である中川智貴さんと田中秀樹さんのお二人からビンディングを選ぶ時のポイントについて聞いてみました!
グラトリ歴が長いお二人ですのでぜひ参考にしてみてください!
スノーボードブランド『CROOJA』創設者 中川智貴さん
- 奥美濃を中心に活動中のグラトリライダー
- スノーボードブランド『CROOJA』創設者
- 2人組YouTuber『おしるこサンド』 等を中心に活動。
軽さとストラップの締め付けの強さを重視
僕はビンディングを選ぶ時はビンディングの軽さとストラップの締め付け具合を重視しています。
その中で僕が使用しているDRAKE RELOADは非常に軽いです。
また、ストラップもしっかりと締めることができてフィット感も高いです。
しっかりとストラップが閉まることにより足首のフィット感が高いため、板の操作がしやすいです。
中川智貴さんが使用しているビンディング DRAKE RELOADの詳細はこちら!
011Artisticライダー 田中秀樹さん
- ふじてん、イエティ等、関東のゲレンデを中心に011Artisticのライダーとして活躍。
- グラトリ〜ジブまで幅広くこなすオールラウンダー。
軽さとベースプレートの安定感を重視
僕はビンディングを選ぶ時は特に軽さとベースプレートの安定感を重要視しています。
今使用しているUNION FORCEは非常に軽いことと、ノーマルディスクのためベースプレートを安定して踏めるような感覚があり、愛用しています。
実は初めてUNION FORCEを使用した時は硬く感じましたが、今では高いホールド感に満足しています。
あとはデザインがかっこいいところもUNION FORCEの気に入っているポイントですね。
田中秀樹さんが使用しているUNION FORCEの詳細はこちら!
ビンディング選びで気になるQ&A
Q1.ビンディングとブーツに相性の良い悪いってあるの?
ほとんどのメーカーのビンディング、ブーツの汎用性を高めていることからサイズを間違えなければ相性が悪い組み合わせは発生しません。
ただ、心配な方は実際に店舗でブーツとビンディングを合わせてみると良いかもしれませんね。
Q2.ビンディングは店舗で買うべき?試乗すべき?
他のギアと比べると店舗で買う必要性が一番低いギアと言えるのでネット通販の方が価格が安い場合は、ネット通販で買うのがおすすめです。
ビンディングのフレックスなどは実際に滑ってみないと判断が難しいことから店舗に行って確認することはブーツとのサイズ感くらいになります。
ただ試乗会では、ビンディングに試乗してみることをオススメします。
Q3.グラトリしやすいビンディングの角度(アングル)は?
ダックスタンスとは、両足が外側を向いている状態です。
各々の角度についてはレギュラースタンスだとしたら、左足の角度は-6から-15となるように調整し、右足の角度は6~15と左右対称となるように設定します。
ただ上記で紹介した設定はあくまで一般的な設定です。
グラトリの経験を積むと好みが出てきて、左右対称で無くなったり、ダックスタンスではなくなったりします。
とにかく色々な設定で滑ってみて自分に合った設定を見つけてみることをおすすめします。
Q4.ビンディングとバインディングってどっちが正しい呼び方なの?
ただ日本で一番浸透しているのは「ビンディング」となり、日本語だとビンディングが一般的になりますが、スノーボードはアメリカ発祥のスポーツです。
ですので、スノーボード業界ではバインディングが厳密に言うと正しいと言えます。
ちなみにFLUX(フラックス)とUNION(ユニオン)の2大メーカーは「バインディング」に統一しています。
このことからもスノーボードの金具は「バインディング」と呼ぶのが正しいと言えます。
ただ、スノーボード業界の人とゲレンデで会話をしている限り、日常的には「バイン」「ビンディング」が一番使用されていますので、どれを使っても恥ずかしくはないということです。
- 「バインディング」=アメリカ起源の正式な名称
- 「ビンディング」=日本で生まれた一般的かつ一番広まっている名称
- 「バイン」=バインディングの略称。ゲレンデでよく呼称される言い方
まとめ
ビンディングは板とブーツに比べると一番印象が薄いギアかもしれません。
ただ、こうして見てみると沢山の種類とそれぞれに違いがあって面白いですよね。
ぜひ自分のレベル、目指しているスタイルに合わせてビンディングを選んでみてくださいね。
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